大学生ホストのリアル
近年、ホスト業界では若手の活躍が注目されており、大学に通いながらホストとして働く学生も少しずつ増えてきました。ホストとして高収入を得ながら、トーク力や対人スキルを磨ける職業として、密かに大学生の間では人気を誇っている職業となっています。
「ホストに挑戦してみたい」「でも学業と両立ができるか心配」「親に反対されないかが不安」と不安に思っている学生も少なからずいるはず。この記事では、大学生ホストを実現することは可能なのか、大学生がホストとして働くメリットとデメリットといった点を中心に解説していきます。
また、学業との両立のコツや事前に知っておくべき注意点もご紹介します。これから大学生ホストとして一歩を踏み出そうとしている方は必見です。
【目次】
①大学生がホストとして働くことは可能なのか
②大学生ホストのメリットとデメリット
③大学生ホストの収入事情
④ホストと学業の両立は可能か
⑤大学生ホストのリスクについて
①大学生がホストとして働くことは可能なのか
結論から言うと、大学生でもホストとして勤務をすることは可能です。
最近ではアルバイトとしてホストを入店させる店舗も増えてきており、大学生でも採用してもらいやすい傾向にあります。
前提として、ホストクラブは年齢的に18歳以上(高校卒業後)であれば働くことができる業界です。特別な資格や経験は必要ないことが多く、やる気やコミュニケーション能力があればスタートラインに立つことができます。
また、ホストクラブの多くはシフト制を採用しているため、大学のスケジュールに合わせて勤務時間を調整できる点も、大学生が働きやすい理由の一つです。
さらに、ホストとして働くことで、単なるアルバイト以上の経験が得られる場合もあります。接客スキルや礼儀、営業力、人間関係の築き方など、社会に出てからも使えるスキルを自然と身につけることができます。「人と話すことが得意になった」「異性への対応に慣れた」というようなポジティブな変化を実感できる場合もあるようです。
しかし、大学生がホストとして働くうえで注意しなければいけないポイントもあります。
【注意が必要なポイント】
・学業とのバランス
・体力面、生活リズムの管理
・店舗選び
夜遅くまでの勤務が続いてしまうと、翌日の授業に影響が出てしまうこともあるでしょう。しっかりと自己管理ができるかどうかがカギとなります。
また、店舗選びも非常に重要です。大学生であることを十分に理解し、学業との両立に配慮してくれる店舗を選ぶことがポイントです。体験入店時や面接時に、「授業がある日は勤務はできない」「テスト前はお休みをいただきたい」といった希望を素直に伝え、それを尊重してもらえるお店かどうかを見極めましょう。
大学生活を送りながらホストとして働くことは、現実的で挑戦する価値のある選択肢です。やり方次第では、学びと収入のどちらも充実させることが可能です。「今の生活を変えたい」「自立した生活を送りたい」という思いがある大学生にとって、ホストという仕事は大きな可能性を秘めた選択肢の1つになるかもしれません。
②大学生ホストのメリットとデメリット
大学生という肩書を持ちながらホストとして働く。
SNSや動画サイトでも話題になることが増えた「学生ホスト」ですが、実際にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。華やかで自由なイメージを持つ人もいれば、大学生からホストとして勤務をすることに不安を感じる人もいるでしょう。
ここでは、大学生ホストとして働く際のメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット①:高収入を目指せる
アルバイトの一般的な時給が1000円~1300円程度が一般的な中、ホストは結果次第では月収数十万円も目指すことができる世界です。
特に大学生という若さは武器になりやすく、「学生でホスト」という肩書から、姫様に「応援したい」と思ってもらえるケースも少なくありません。週に数回の出勤でも、指名をつけることができたり、高額な売上を上げることができれば十分な収入を得ることが可能です。
学費や生活費を自分でまかないたい、将来のために貯金をしたいという大学生にとって、ホストは大きな収入源となります。
メリット②:コミュニケーション能力が磨かれる
ホストの仕事は、ただ話すだけでなく、「相手の心を読む」「場を盛り上げる」などの高度なコミュニケーション能力が求められます。
そのため、働く中で自然と対人スキルや会話力が磨かれるのは大きなメリットです。
このようなスキルは、就職活動や社会人として仕事を始めた後にも役立ちます。ホストの経験があったからこそ、面接に緊張せずに挑めた、初対面の人と話すことに対して緊張しなくなった、という声も上がっています。
仕事をしながら社会で必要とされる能力を高められる点は、他のアルバイトではなかなか経験ができない魅力です。
メリット③:時間の融通が利きやすい
多くのホストクラブはシフト制を採用しているため、学業やサークル活動に合わせた働き方がしやすいのも特徴です。
「週末だけ」「授業がない日だけ」など、自分の予定に合わせて柔軟にシフトを入れることができるため、大学生活と両立しやすい仕事です。また、ホストクラブの営業は基本的に夜がほとんどのため、時間を有効活用したい人にも向いています。
デメリット①:生活リズムが不規則になりやすい
ホストの勤務時間は夕方~深夜にかけてが基本となるため、睡眠の時間がずれてしまったりと、生活リズムが崩れやすいのが大きなデメリットです。
夜遅くまでの勤務となってしまい、次の日の授業に集中できなかったり、寝不足が続いてしまったりなど、体力的な負担を感じることも多いかと思います。特に試験期間やレポート課題などと重なる時期には、体力面も含めた自己管理が必要不可欠です。
働きすぎると学業に影響が出てしまうこともあるため、無理のない範囲で働くことができる環境かどうかを見極めることが大切です。
デメリット②:精神的なプレッシャーが大きい
ホストの世界は実力主義です。それはアルバイトだからといって例外ではありません。
売上や指名数がはっきり数字に表れるため、他のホストとの競争に対するプレッシャーやストレスを感じてしまうこともあります。特に最初のうちは、思うように結果が出ず、落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
店舗の雰囲気や教育制度によって、初心者でも安心して勤務できるような環境が整っている店舗もあります。事前にリサーチをすることが重要です。
大学生がホストとして働くことには、高収入が得られる、柔軟な働き方ができるという魅力がある一方で、生活リズムの乱れやプレッシャーという負担もあります。
メリットだけにとらわれず、デメリットもしっかりと理解したうえで、ホストとしてアルバイトをすることが自分に合っているのかを見極めることが大切です。
無理なく働ける環境と自分のペースを大切にすることで、大学生活とホストの両立を成功させることが可能となります。
③大学生ホストの収入事情
大学生がホストとして働くうえで、最も気になることの一つが収入面でしょう。
大学生ホストの収入は、人によって大きく差があり、月に数万円の人もいれば、月収数十万円以上を稼ぐ学生ホストも存在します。
ホストの給料は基本的には「歩合制」であり、自分の売上に応じて収入が決まります。
そのため、指名が多いホストや、高額のドリンクやボトルをよく入れてもらえるホストほど、収入は伸びやすくなります。
一方、指名や売上が少ない新人のホストでは、月に3~5万円の収入になるケースも珍しくありません。特に大学生の場合は、フルタイムで勤務できるわけではないため、フルタイムのホストと比較するとスタート時の収入は控えめになりがちです。
ただし、少ない出勤日数でも、指名客をしっかりとつかむことで、短時間でも効率よく稼ぐことが可能です。また、ホストクラブによっては最低保証給を設けている店舗もあり、売上が伸びない月でも一定の収入が確保できる場合もあります。にとっては、こうした保証のあるお店を選ぶことで、安心感をもって働くことができるでしょう。
大学生活を送りながらホストで収入を得ることは、時間の管理や人間関係の工夫など、一般的なアルバイトと比較すると努力が求められますが、やり方次第では十分に納得のいく収入を得ることが可能です。
自分の目標に合わせて働き方を選び、ホストとしての経験を積んでいくことが成功への近道です。
④ホストと学業の両立
大学生として最優先すべく学業とホストを両立させることができるかどうか、という疑問は、学生ホストを目指す多くの人が抱くものです。
きちんと計画を立て、実行していくことができれば、学業とホストの両立も十分に可能です。どちらも疎かにしないために、自分自身でしっかりと管理をしていくことが大切です。
まずポイントとなるのが、出勤日数や時間帯の調整です。学生であることを理解してくれる店舗も少なくありません。大学生活に支障が出ないよう、1週間の上限勤務日数やテスト期間中の働き方等を事前に決めておくことが大切です。柔軟に働ける環境を選び、自分で作っていくことで、無理なく大学生活との両立が可能となります。
また、大学の講義の時間帯も調整が必要です。ホストクラブの営業時間は基本的に夕方~深夜となるため、午前中からの講義を選ぶことで、講義と勤務時間を重ねることなく両立をすることができます。
ただし、ここで注意したいのが、睡眠時間の確保と体調の管理です。ホストの仕事は、初対面の人との会話やノルマを意識した営業など、意外と体力や気力を消耗します。さらに、終電を過ぎて遅くまで働くこともあるため、無理をしすぎると講義に集中できなくなってしまったり、講義の時間に起きられず欠席が増えてしまったりすることも考えられます。
自分に合った働き方を模索している間は、決して無理をしないことが大切です。
さらに、学業へのモチベーションを維持することも重要となります。学業に取り組む目的意識を持つことで、ホストとの両立に前向きに取り組みやすくなります。
ホストの仕事は、短期間で高収入を得ることができたり、対人スキル等が見につき非常にやりがいのある仕事です。ただし、あくまでも学業がメインという点は忘れずに、バランスを意識しながら両立に取り組むことが大切です。
⑤大学生ホストのリスクについて
大学生がホストとして働くことは、やり方次第では大きな収入や成長の機会を得られる一方で、注意す劇リスクも存在します。
特に見落とされがちなのが、収入に関する問題です。
まず、ホストの仕事は成果によって大きな報酬を得ることができる反面、収入が急激に増えると金銭感覚がくるってしまう人もいます。月に数十万円という額を手にしてしまうと、気が大きくなり無計画な出費を重ねてしまうケースも少なくありません。
しかし、ホストの収入は売上や指名数に左右されやすく、安定しづらいのが特徴です。良い月と悪い月の差が大きいことを前提に、収入が多いときこそ計画的なお金の管理を心がけることが大切です。
また、もう一つ見落とされやすいのが扶養の範囲に関する問題です。多くの大学生は親の扶養に入っており、年間の収入が一定額を超えてしまうと、扶養から外れてしまうリスクがあります。
一般的には、所得税の扶養の壁が103万円、社会保険の扶養の壁が130万円と言われており、それを超えると親の税金負担が増えてしまったり、自分自身が社会保険料を払わなければいけなくなってしまう可能性もあります。
ホストの給料は歩合制で、ボーナスやバックも含まれるため、想定以上に年収が膨らむケースもあるので注意が必要です。
大学生ホストとして働く上では、こうした金銭面のリスクをあらかじめ理解し、定期的に収入を記録する習慣を持つこと、そして扶養に関するルールを事前に知っておくことが大切です。金銭管理や制度の知識が求められる責任ある仕事であることを認識しましょう。
⑥まとめ
大学生がホストとして働くことのメリットやリスクについて詳しく解説してきました。
実際、大学生ホストとして活躍をしている方も大勢います。リスクを理解したうえで、高収入が目指せるホストを目標にしていきましょう!!