【枕営業は必要??】ホストが知るべきメリットとリスク

【枕営業は必要??】ホストが知るべきメリットとリスク
ホストの枕営業とは?ホスト業界での実態と基本知識

ホストクラブでよく耳にする「枕営業」。ホスト業界で活躍する人や、これからホストを始めようとしている人なら、一度は聞いたことがある言葉でしょう。

枕営業とは、お客様(姫様)と身体的な関係をもち、仲を深めることで指名や売上につなげていくという営業スタイルの1つです。「色恋営業」や「本命営業」という言葉と並ぶ営業スタイルの1種であり、ホストとして成功する人の中にはこの方法を取り入れている人も少なくはありません。

しかし、枕営業には明確なルールがあるわけではなく、枕営業をするのかどうかを含め、実態はホストクラブやホスト個人によって大きく異なります。近年では「枕営業は必要なのか?」と考えるホストも多く、ただ闇雲に枕営業をするのではなく、メリットやリスクをしっかりと理解したうえで自分の営業スタイルを確立することが重要です。

こちらの記事では、枕営業についての実態やメリット・リスクを徹底解説していきます。枕営業をするのかしないのか、その答えはあなた次第です。
枕営業の基本的な定義とは?
前述のとおり枕営業とは、「姫様と肉体関係を持つことによって指名を増やし、売上を上げる営業手法」のことを指します。ただしこれは、単なる一夜限りの関係ではなく、枕営業をすることで継続的な売上につなげることが目的とされています。姫様に「私だけが特別」と思わせることで、長期的な指名を確保したり、高額なシャンパンやボトルを入れてもらうきっかけにしたりするなど、枕営業の目的は人それぞれです。
また、枕営業の形には、大きく分けて下記4つの種類があります。

①趣味枕
趣味枕では、ホストの欲望や嗜好に基づいて、特定のタイプの女性と関係を持つことが主な特徴です。
指名や売上を伸ばすという目的が第一ではなく、あくまでもタイプの姫様に対して行うのがこの趣味枕。そのため、ただ趣味枕だけをしていても、指名や売上を伸ばすことには直接つながらない場合があります。

②色恋枕
色恋枕は、恋愛感情を利用して姫様との絆を深める枕営業です。
ホストクラブでは、疑似的な恋愛関係を築くことが一般的であり、それによって姫様の愛情や忠誠心を引き出すことが可能です。
この愛情を育てることで、「私が支えたい」「私にとって特別な人」という姫様の感情を引き出し、売上を伸ばすことができます。

③鬼枕
鬼枕は、極端な枕営業を行うホストを指します。
自ら進んで鬼枕を行っているのであれば問題はありませんが、売上が伸び悩んでいることによる焦りから鬼枕をやめられないホストも多いよう。

④初回枕
初回枕は、姫様との初回の接触後に枕営業を行う方法です。
初回の接触で送り指名を獲得しても、その後のリピート率が低ければ売上に繋がりません。
そのため、初回枕を行うことで、将来的な姫様の獲得を目指します。

ホスト業界における枕営業の実態
枕営業はお店から強制されるものではなく、個々のホストの意志によって行われるかどうかが決まります。そのため、枕営業に対する考え方は店やホスト個人によって大きく異なります。

実際には、8割以上のホストがこの営業形態に従事しているといっても過言ではありません。
「枕をしない」と公言しているホストでも、実際には「特別感を演出するため」と枕営業を行っている場合もあります。

姫様の中には、自ら枕営業を求める人もおり、彼女らは高額な支払いも厭わない傾向があるため、売上を伸ばしたいと願うホストにとっては、枕営業は魅力的な選択肢の一つとなっているのです。

枕営業に対する姫様の心理とは?
枕営業が横行する背景には、姫様側の心理も大きく影響しています。
・「ホストの本命になりたい!」
・「特別な存在として認められたい!」
・「枕をすることで、もっと親密な関係になれるはず!」
という思いがある姫様に対しては、枕営業の効果が出やすい傾向にあります。ただし、枕をしたことによってホスト個人への思いが強くなりすぎてしまい、ホストクラブへの興味や関心が薄れてしまう姫様もいます。これはホストにとっては本末転倒のため、ホスト側がいかに上手く姫様の気持ちをコントロールするかが重要となります。

枕営業はホストにとって本当に必要なのか?
上記で挙げたように、枕営業は確かに即効性がある手段であり、売上を伸ばす手段として選ばれるのも無理はありません。しかし、枕営業をすることのリスクを理解しないまま続けてしまうと、必ずしもプラスになるとは限りません。あくまでも枕営業をホストとしての戦略の1つとして考えることが大切です。

次の章では、枕営業をすることのメリット・魅力についてお伝えします。
枕営業の魅力|ホストのメリットとは?
枕営業については、賛否両論がある営業手法ですが、実際に枕営業を行うホストが8割を超えているのは、そこに明確なメリットが存在するからです。枕営業を通して、姫様との関係を深め、売上を大きく伸ばすことが可能となります。
ここでは、枕営業による「売上の増加」と「姫様の固定化」という2つのメリットを詳しく解説し、ホストにとっての魅力を探っていきます。

メリット①:売上の増加
ホストにとって、売上を伸ばすことは最優先課題です。いかに指名を増やし、姫様に高級なボトルやシャンパンを入れてもらうかが、ホストとしての成功を左右するといっても過言ではありません。枕営業は短期間で売上を伸ばすことができるため、取り入れるホストも多いのです。

具体的な姫様の心理を探ってみましょう。
枕営業によって肉体的な関係を持つことで、姫様の「特別感」が強まり、他の姫に「負けたくない」という気持ちが芽生えます。「このホストは私のもの!」「このホストをNo.1にしたい!」という思いから、競争意識が働き、高額なシャンパンやボトルを注文するケースが増えます。
一度枕をすることで、姫様はよりホストにのめり込みやすくなり、結果として売上が大きく伸びる可能性が高くなります。

また、肉体的な関係を築くことで一気に親密になれるため、色恋営業と比べて短期間で売上につながりやすいことも特徴です。
ホストを始めたばかりで指名が少ないホストでも、枕営業を利用して一気に売上を伸ばし、ランクインすることも珍しくありません。

メリット②:姫様の固定化
ホストクラブでは、一度指名を取っただけでは売上は安定しません。成功のカギとなるのは、継続的にお店に通い、高額なシャンパンやボトルを入れてくれるリピーターの姫をどれだけ確保できるか、というところです。

枕営業によって肉体的な関係を持つと、姫様はホストに対して「本命彼女」のような感覚をもちやすくなります。そのため、他の女の子に負けたくない!という気持ちが強まり、ライバル意識からより頻繁に通ってくれたり、高額なシャンパンを入れてくれたりする可能性が高くなります。

また、枕営業には、姫様のホストに対する執着心を強める効果もあります。執着心が強まることで、お店に通う頻度が高くなるだけでなく、長期間継続的に通ってくれる存在に変わっていきます。「長期間」「高頻度」で通う姫様を獲得することで、トータルで数百万円以上の売り上げに貢献することも珍しくありません。

枕営業を成功させるためのポイント
上記のように、短期間で売上を伸ばすためにはメリットの多い枕営業ですが、このメリットを活かすためには、次のようなポイントが重要になります。

ポイント①:一夜限りの関係にしない
枕営業をした後、そのまま関係が途切れてしまうと、「体だけの関係だったんだ・・・」と冷めてしまうことがあります。ホスト側からしっかりとフォローし、継続的に通ってもらえるよう工夫をすることが大切です。

ポイント②:姫様のタイプを見極める
全ての姫様に枕営業が有効というわけではありません。枕営業を求めていない姫様に対して、無理に枕営業をしてしまうと、逆に指名を失うことにもつながりかねません。姫様のタイプを見極めながら、身長に営業をすることがポイントです。

枕営業はホストにとって有効な営業手法なのか?
枕営業には、「売上の増加」と「姫様の固定化」という2つの大きなメリットがあります。
しかし、枕営業をすれば誰でもこのメリットを活かすことができるというわけではなく、適していないホストもいます。ホストとして成功するためには、メリットを理解しながら適切に活用することが大切です。

次の章では、枕営業のデメリットとリスクについて詳しく解説していきます。リスクを知らずに枕営業を行うと、大きなトラブルにつながることもあるため、慎重な判断が必要です。枕営業の裏に潜む危険性を理解し、より賢い営業スタイルを身につけましょう!
枕営業の裏側|ホストのリスクと注意点
枕営業はホストにとって重大なリスクを伴うということも理解しておく必要があります。
枕営業によって、姫様の固定化や短期間での売上UPという利点を得ることができる一方で、姫様との関係が複雑化したり、業界内での自身の評判を落としたりする危険も潜んでいるということを忘れてはいけません。
ここでは、枕営業によってホストが直面する可能性があるリスクについて、詳しく解説していきます。

リスク①:SNSや掲示板での批判の可能性
最近のホスト業界では、SNSや掲示板の影響力が非常に強くなっています。枕営業によって、姫様間でのトラブルや悪評が拡散されるリスクがあることを理解する必要があります。
「枕をしたのに冷たくされた!」という悪評がSNS上で広まってしまったり、他の姫様が「自分だけが特別ではなかった」と気づき、裏切られた気持ちを掲示板等に書き込まれてしまったり、SNS等での悪評は特に注意が必要です。
一度ネット上で悪評が広がってしまうと、「デジタルタトゥー」として残ってしまい、新規の姫様を獲得しにくくなり、指名が減ってしまうリスクがあります。

リスク②:枕狙いの姫に利用される可能性
ホストクラブに通う姫様の中には、初めから「枕をしたい」という目的を持つ姫様も一定数存在します。このような姫様は、ホストに貢ぐことが目的ではなく、肉体関係を持つこと自体が目的となっているため、枕営業を終えた途端に離れていくケースが多いです。
「最初から高額なボトルやシャンパンを入れない」「枕をした途端に態度が冷め、指名が途絶える」というような姫様は要注意です。このような姫様に対する枕営業は、売上に結びつく可能性が低いため、早い段階での見極めが大切です。

リスク③:姫からの要望が増加し、精神的な負担がかかる
枕営業を行うことで、姫様からの愛情が強まり、ホストに対する要求が増えていくことがあります。
「私だけを特別扱いしてほしい」「もっと頻繁に連絡がほしい」「ほかの姫様とは枕しないで!」などの要求が増えると、ホストの精神的な負担が大きくなり、本来の接客や営業に支障が出ることもあります。また、嫉妬心からほかの姫様に嫌がらせをする姫様もおり、お店の雰囲気が悪化してしまう原因になることもあります。

リスク④:他のホストの姫に枕をすると、大きなトラブルに発展
ホスト業界では、他のホストの姫様に対する枕は最大のタブーと言われています。このような行為は「横取り(いわゆる爆弾行為)」とみなされ、店内や業界内で大きな問題に発展することがあります。
もし他のホストの姫様に枕をしてしまった場合は、罰金が科されることが一般的です。最悪の場合、退店となってしまいます。
一度業界内で「爆弾行為をしたホスト」というレッテルが貼られると、他の店舗への移籍も難しく、仮に移籍ができたとしても信用を得るのはとても大変です。
ホストとして長く働きたいのであれば、他のホストの姫様には手を出さないことが鉄則です。

リスク⑤:枕営業が公然になると、ホストとしてのブランド価値が下がる
枕営業を公然と行っている場合、姫様の間でも「枕ありきの営業」と認識されるようになります。その結果、ホストとしての価値が低くみられるリスクがあります。
「枕なしでは指名が取れないホスト」と思われてしまったり、「誰にでも枕をするホスト」として認識をされてしまったりすると、姫様側の特別感が薄れてしまいます。
枕営業を全くしないトップホストが多いことを考えると、枕に頼らずに売上を上げるスキルを磨くことが重要だと言えるでしょう。

枕営業をするリスクを理解し、慎重な判断を!
枕営業はホストの売上や指名獲得のための手段の1つではありますが、リスクも非常に大きいことを常に意識する必要があります。
枕営業をするかどうかはホスト自身の判断に委ねられていますが、安易に枕に頼るのではなく、接客スキルやほかの営業スキルを磨くことが、長期で活躍するための秘訣です。

次の章では、枕営業なしでも売上を上げているホストの共通点や成功パターンについて解説します!ホストとして本当に求められる力とは何か、一緒に考えていきましょう。
枕営業なしでも売上を上げているホストの共通点や成功パターン

ホスト業界では「枕営業=売上を伸ばす営業手段の一つ」と考えられており、実際に8割近くのホストが枕営業によって売上を伸ばしています。しかし、実際には枕営業なしでも安定して高い売上を維持しているホストも一定数存在します。
彼らが枕営業なしで成功しているのはなぜなのでしょうか。枕営業をしなくても売れるホストには、いったいどのような共通点があるのでしょうか。
ここでは、彼らの成功パターンを詳しく解説します。

共通点その①:洗練されたトークスキル
枕営業なしで売上をキープしているホスト達は、何よりも「話がおもしろい」という共通点があります。ホストクラブとは姫様に「非日常」を提供する場であり、姫達に「楽しい」と感じてもらえることが何よりも大切です。姫様に「楽しい」と感じさせ、この人に会いに来たい!と思わせることに成功しているホストには、共通して高いトークスキルがあります。
・姫様の話をよく聞き、共感する
・適度なユーモアを交え、会話自体を楽しませる
・姫様の好みや話題を事前にリサーチしておく
・ポジティブな雰囲気を作り、テンポよく会話を進める
上記4つのポイントを押さえた会話をしているホストは、枕営業なしでも高い売上を維持できる傾向にあります。特に大切なのは、「自分の話だけをするのではなく、姫様の話を引き出すことに徹する」ことを意識することです。これを意識することで、「この人との会話は楽しい」「もっと話したい」と思わせることができ、指名を増やすことにつながるのです。

共通点その②:色恋営業を効果的に使う
色恋営業をうまく活用するのも、枕営業なしで売上を伸ばすホストの共通点の1つです。色恋営業とは、「この人は私に本気かもしれない」と姫様に思わせる営業手法です。
姫様を特別扱いしながら、適度な距離感を保つことで期待感を煽り、枕をしなくても「いつか手に入るかも・・・」と思わせる演出がうまいホストには、枕営業は必要ありません。あえて枕をしないことで、「いつかは手に入るかもしれない」という期待を高め、姫様の来店頻度を増やす手法です。効果的に色恋営業を使えるホストは、意図的に枕営業をしない戦略で、長期指名を勝ち取っているのです。

共通点その③:姫様の「応援したい」を引き出す営業
指名や売上を伸ばすには、姫様に高頻度で通ってもらい、高額なボトルやシャンパンを入れてもらうことが必要です。姫様の心理として、ただ「楽しい」で終わってしまうホストは、はじめは高頻度で通っていても、徐々に「楽しい」が「つまらない」に変わってしまいます。「一緒にいて楽しい」にプラスして、「この人を応援したい!」と思わせることが大切です。
・夢を語ったり、成長した姿を見せる
・「あなたのおかげで成長できたよ」と感謝の気持ちを伝える
・「もっと上を目指したい」と伝える
このようなことが上手く自然にできるホストは、姫様の「応援したい」という気持ちを引き出すことができ、高売上をキープすることにつながります。

その他にも、SNSをうまく活用して姫様の関心を引いたり、外見や清潔感に気を配り、「会いたくなるホスト」であり続けることを意識したりと、枕営業なしで高売上を維持するホスト達は様々な努力をしています。
枕営業のメリットとして、短期間で売上を伸ばすことができることを挙げましたが、枕を使わない営業手法を自分のものにすることで、長期間売上をキープすることができます。ホストとして長期的に成功するためには、トーク力・営業力・ブランディング力を磨くことが最も重要です。枕営業のように、短期間で売上を上げることは難しいかもしれません。しかし、努力を積み重ねていくことで、枕営業に頼る以上の成長をすることができるようになるのです。
まとめ

この記事では、枕営業のメリットやリスク、枕営業なしで成功するホストの共通点を深堀りしてきました。枕営業をするかしないかは、個人の自由です。黙認はされていますが、お店から強制されることはありません。
メリットやリスクをしっかりと理解したうえで、あなた独自の営業スタイルを確立していきましょう!!