【yellow】 そらじろー 新潟の土木職人が26歳で歌舞伎町デビュー。yellowで掴んだ“自分の価値”。

【yellow】 そらじろー 新潟の土木職人が26歳で歌舞伎町デビュー。yellowで掴んだ“自分の価値”。
土木職で6年、手取り14万円。
父の死をきっかけに、新潟から歌舞伎町へ飛び込んだ26歳。

友達に“騙されて”連れてこられた店──yellow。
ホストのこともよくわからないまま始まった挑戦だった。

それでも、彼はただ一つだけ決めていた。
「向き合うなら、本気で」

相手の気持ちを考え、嘘をつかず、逃げない。
そのスタイルはやがて彼自身の人生を変え、
デビュー7ヶ月にしてまったく違う景色を見せてくれた。
―未経験でyellowに入られたんですか?
そうです!! 半年前、4月にこの店に入りまして、26歳でホストを始めました!!
それまでは、地元の新潟で6〜7年くらい土木業をしていました。

―歌舞伎町に来たきっかけは?
親父が亡くなって、その流れで地元を離れようかなと思いました。
親父は水商売が大反対で土木を選んだんですけど
手取り14万円の生活を6年続けてて、将来が全く見えなかったですね。
「俺、長男だし家族支えないと」と思う気持ちがあって、
新しい挑戦を考え始めたことがきっかけになりますね!
―もともとずっとホストをしたいと考えてたのでしょうか?
いや、全然。
yellowに来たのも“友達に騙されて”です(笑)
友達が誕生日で、「東京おいでよ、焼き鳥食べに行こう」と誘ってくれて。

着いたらここ(yellow)で。
俺もホストクラブ行ったことないから
「うわ、こんな綺麗な店で焼き鳥出るんだ」って思ってました(笑)

そしたら急に「お前、ホスト入るんだよな?」って言われて…
そのまま入店です!!!!

―その友達はこのお店の方ですか?
そうです。この店の御影 煌ってやつですね。
「お前なら天下取れると思って誘った」って言われました!

最初の3ヶ月はずっと負けてて、死ぬほど悔しかったっす!!

でも最近俺の調子が良いので「お前入れなきゃよかった」って言われましたよ(笑)
―収入は結構変わりましたか??
ここに来てから、一気に景色が変わりましたね。
半年の間で自分でも想像できないくらい結果が出てました。
一人一人の女の子に“本気で向き合う”ことが結果に繋がったとは思うんですけど
正直、今でも“ホストって何なのか”よくわかってないです(笑)

―その「向き合う」を詳しく聞きたいです。
男の脳で向き合ってるホストって、自分中心なんですよ。
売れないのは “自分の視点だけ” で動くから。

向き合うっていうのは、相手の気持ちをちゃんと考えてること。

でも結局すごいのは姫なんです。"俺じゃない"

スタートは全員ゼロで同じ。価値をつけてくれるのは女の子。

俺らは正直“カス”です、価値をくれるのは姫だけ。

―SNS集客は?
一切してないです!!フォロワー70人(笑)捨て垢みたいな感じ。

TikTokライブも頑張ろうと思ったんですけど
喋ってたらノリと勢いで3日目で永久BANになりました(笑)
ー慣れない接客業で大変なこともありますか?
酒飲んで喋ってるだけで給料もらえるなんて、こんな良い仕事ないですよ!!

土木の頃なんて、残業・休日出勤・雨・雪に打たれて14万ですから。
今は暖房効いた店で楽しく喋ってるので最高です(笑)

―ヘルプ回る時間もないほどにスピード出世ですよね?
ヘルプは意識して入るようにしていますが、テーブルマナーはまだ覚えきれてないですね、、、
普通に素手で氷入れちゃう時もあるし…引いてる女の子もいると思います(笑)
―そらじろーさんはどんな“営業スタイル”なんですか?
動物園みたいなもんです(笑)
テーブルマナーもまだ覚えきれてなくて、普通に素手で氷入れちゃう時もあるし…
「こんな変な動物に触れ合える機会ないだろ」って。

“俺についてこい営”ですね。
一本釣りとかしないですし、無理はさせません。

―新人がよく悩む「営業しづらい問題」はどう思いますか?
それは、“価値を感じてもらえてない”だけだと思います。

女の子ももし本当にやりたいことがあればやると思うんですよ。
ジュース飲みたい→買う。
みたいなのと一緒で、
「この空間で一緒に飲みたい」って思ってもらえれば自然に売上になるんじゃないですかね。
―尊敬してるキャストの方はいますか?
Kenさん。彼は俺の性格を見抜いて煽ってくれたんですよね。それで俺のリミッター外すことができて一気に成績がバーンとあがりました。

黒夜 レイさんは変なんですけど別格です(笑)
女の子の心をつかむ空間づくりが本当にうまい。
初めて見た時「こいつ本物だ」って思いました。

しょりおさんは内勤さんなんですけど、信頼と実績の塊ですね。
彼に限らずですが、yellowに口だけの男はまじでいないっすね。

―ホストって甘くないと思う瞬間は?
あります。向き合ってるからこそ“寝られない”んですよ。
自分で決めた目標があるし、女の子が本気で来てくれている以上、
こっちも甘えられないっす

結果が出ないときは男の責任。
女の子は精一杯頑張ってくれてますからね!!

ホストっぽさじゃなくて、男としてかっこいいかどうか。
結局、勝敗を決めるのははそこなんですよね〜。
―今の目標は?
今はグループ全体の新人ランキングのトップです。
2025年下半期で狙っています。全力で勝ちにいきます。
トップになれば知名度も上がるし、
初回が増えて誰かの人生の転機になるかもしれない。それが俺の恩返しです

現状維持って、実は衰退と同じだと思っていて。
だからこそ、毎年ちゃんと更新していきたいっす。

―ホストは3年と決めている理由は?
もともと起業予定だったんです。
タイミングでホストに来ただけで、本来は地元で仲間と起業する予定でした。

新潟で待ってくれてる仲間たちののためにも、ここで結果を出す必要があるんですよ!!

―2028年、ホスト卒業時はどうフィニッシュしたいですか?
全記録更新です!!!!
これまで誰も届いていない“最高地点”まで行って、
yellowの歴史を塗り替えて終わりたいです。
「勝つのは、ホストっぽさじゃない。
男としてかっこいいかどうか。」

そう言い切るそらじろーは、
寝ないで向き合い、悔しさを力に変え、
仲間と笑い、姫の人生に真正面から向き合ってきた。

この半年で景色を変えた男は、
“恩返し”を胸に、さらなる高みを見据えている。

そして2028年──
yellowの歴史を塗り替えて卒業することを、静かに決めている。

土木業から歌舞伎町ホストへ。
“価値”の本質を知った男の物語は、ここからもっと面白くなる。

yellow 店舗情報】
所在地:新宿区歌舞伎町1-12-9 タテハナビル4F
営業時間:19時00分 ~ 24時50分
お問い合わせ:03-6205-6238
店舗:X / Instagram
そらじろー:XInstagram / TikTok