稼ぎやすさが変わる??ホストクラブ1部と2部の特徴とメリット・デメリット

稼ぎやすさが変わる??ホストクラブ1部と2部の特徴とメリット・デメリット
ホストクラブで働くことを考えている方にとって、重要なポイントのひとつが「1部」と「2部」の営業スタイルです。
今回はホストクラブにおける「1部」と「2部」それぞれの特徴、メリット・デメリットを詳しく解説します。
「1部」と「2部」の違いを正しく理解し、自分に最適な営業スタイルを選ぶことは、効率よく収入を得るために欠かせません。
誤った選択をしてしまうと、環境が合わずに働きにくさを感じたり、期待するほど稼げなかったりするリスクがあります。
1部と2部の主な違い

「営業時間」「客層」「働くホストの生活リズム」という3つのポイントに集約されます。
自分に合った働き方を選ぶためにも、それぞれの特徴をしっかりと理解しておくことが大切です。

① 1部は夜・2部は朝と営業時間が異なる

1部と2部では営業する時間帯が大きく異なります。
【1部】18時~24時
【2部】早朝6時~12時
多くのお店では、1部は夕方18時頃から営業を開始します。
ただし、風営法によって閉店時間は24時までと定められています。
一方、2部の営業時間は早朝6時頃から昼12時頃までが一般的です。

② 客層が異なる
営業時間帯の違いに伴い、1部と2部では来店するお客様の層も変わります。
1部は夜間に営業しているため、訪れるお客様の数が多く、層も幅広いのが特徴です。
夜職の女性をはじめ、昼間に働く女性や学生など、さまざまな客層が見られます。
そのため、ホストクラブのメイン営業として1部が中心となることが多いです。

一方、2部は早朝から昼間にかけて営業しているため、夜勤を終えた女性や夜間の外出が難しい主婦が主なお客様になります。

③ 働くホストの生活リズムが異なる
1部と2部では営業スケジュールが異なるため、ホスト自身の生活リズムにも大きな差があります。

1部で働くホスト
昼過ぎに起床し、3時間程度の自由時間を過ごした後、仕事の準備を始めるのが一般的です。
ただし、ヘアメイクや開店準備などに時間が必要で、営業開始の2時間ほど前には準備を始める必要があります。
さらに、同伴や営業連絡を積極的に行う場合、活動開始時間はより早くなります。
営業終了後はアフターや営業連絡を行うため、帰宅時間が深夜4時頃になることも珍しくありません。

2部で働くホスト
早朝の営業に備えて深夜0時頃に起床するのが一般的です。
その後、1部同様に同伴や営業連絡を行い、営業終了後はアフターや事務作業を終えて帰宅するのが午後4時頃となります。
生活リズムが1部とは大きく異なるため、自分に合った時間帯を選ぶことが重要です。
ホストクラブの1部で働くメリット・デメリット

メリット
・求人の選択肢が豊富
・お客様の来店数が多い
・比較的優しいお客様が多い
・学生でも働きやすい

デメリット
・ライバルが多い
・アフター先の選択肢が少ない
・初回荒らしが比較的多い
・接客が難しい

1部で働く大きなメリットは、求人数や客数の潤沢さです。
ホストクラブが最も盛り上がる時間帯は夜なので、1部は求人が多い傾向にあります。
選択肢が豊富な分、立地や給料面などの条件にこだわることができるでしょう。

また、客数が多い分、接客を通じて稼ぐチャンスも増えます。
さらに、夕方からの出勤となるため、学生でも無理なく働ける点が魅力です。

デメリットとして挙げられるのは、ライバルとなるホストが多いこと。
また、初回荒らしのお客様が比較的多いことです。
初回荒らしとは、割引料金での利用を目的にお店を渡り歩く、リピートの見込めないお客様のことを指します。
接客スキルが求められるため、競り負ける可能性がある点も注意が必要です。

また、営業終了が真夜中になるため、アフター先の選択肢が少ないという点も1部で働く際の悩みどころです。
ホストクラブの2部で働くメリット・デメリット

メリット
・アフターの選択肢が豊富
・太客をつかみやすい
・客層が気さくで盛り上げやすい
・初回荒らしが少ない

デメリット
・生活リズムに慣れるまで時間がかかる
・記憶のないお客様がいる
・マイナー感がある
・お酒を飲めないと厳しい場面がある
・延長営業が発生する可能性がある

2部は、夜勤明けのキャバ嬢や風俗嬢など、すでに酔っているお客様が多いことが特徴です。
ノリが良く、盛り上げやすいため、接客のしやすさがメリットとして挙げられます。
また、初回荒らしが少なく、太客をつかみやすいことも魅力です。
さらに、2部営業をしているライバル店が少ないため、集客の面でも有利といえます。

営業終了が昼頃のため、映画やレジャー施設など、アフターの選択肢が豊富な点もメリットです。
仕事終わりに買い物などの用事を済ませられるのも、2部ならではの魅力でしょう。

ただし、酔ったお客様が多いため、お酒を煽られる場面があります。
不規則な生活リズムに慣れるまで時間がかかることや、延長営業で残業が発生する可能性がある点もデメリットとして挙げられます。
まとめ
今回はホストクラブの1部と2部の違い
それぞれのメリット・デメリット
について解説しました。

1部の特徴
・営業時間は夕方から深夜
・客数・求人が豊富
・比較的優しいお客様が多い
・初回荒らしが多く接客が難しい
・アフターの選択肢が少ない

2部の特徴
・営業時間は早朝から昼
・夜勤上がりの酔っ払い客が多い
・太客を捕まえやすい
・延長営業する可能性がある
・アフターの選択肢が多い

メリット、デメリットを把握し自分に合った時間帯を選択すれば、働きやすいだけでなく稼げる可能性も上がります。
本記事を参考に、1部と2部のどちらで働くかを是非検討してみてください。