ホストが経費で落とせるものとは??領収書の集め方から実践方法まで完全ガイド

ホストが経費で落とせるものとは??領収書の集め方から実践方法まで完全ガイド
ホストクラブで働き始めると、「経費ってどこまで認められる??」「領収書ってどう集めればいい??」という疑問を持つ人も多いでしょう。
ホストは個人事業主として扱われるケースが多く、経費管理は収入に直結します。
本記事では、経費として認められるもの、領収書の正しい集め方、税務署に突っ込まれない管理方法などを徹底解説します。
ホストの経費知識を理解して、あなたの売上をさらに伸ばしていきましょう。
ホストが経費を理解するメリットとは?

ホストは売上が伸びれば伸びるほど、税金(所得税・住民税・国保)が比例して上がります。
適切に経費を計上することで、同じ売上でも手元に残る金額が大きく変わります。
たとえば、「年間600万円稼ぐホストの場合」
経費を50万円計上できれば → 課税対象額が下がる
税金が年間10〜20万円以上変わるケースも珍しくありません。
節税は売上を上げるのと同じくらいの価値があります。
ホストが経費として落とせるもの

スーツ・シャツ・ネクタイ・靴
ホストにとってスーツは仕事着=仕事道具になります。
見た目の印象が売上に直結するため、業務で使う洋服はほとんど経費にできます。
スーツ一式、ビジネスシューズ、Yシャツ、ネクタイ、ベルトなど仕事で使用する洋服は経費計上できます。

【注意点】
プライベート用の服はNGとなります。
高級ブランド品は「仕事で必要」と説明できれば経費計上が可能です。
特に10万円以上のアイテムは税務署に質問される可能性もあるため、なぜ必要だったかをメモしておくと安心です。

美容院・サロン代
ホストは一般の仕事よりも外見への投資が必要です。
そのため、美容院代やセット代は基本的に経費になります。
カット、カラー、ヘアセット、トリートメント、パーマ、ネイル、メイク用品・スキンケア、カラコンなど
自分の見た目を維持するためのものであれば売上維持につながる為、経費にすることができます。

同伴・アフターの飲食代
ホストの経費で最も多い項目が飲食費(交際費)です。
同伴・アフターでお客様との飲食代、売上につながる場面や営業目的が説明できる飲食であれば経費計上可能です。

【注意点】
友人との飲み会・3次会・4次会などの遊び目的はNGです。
高額すぎる店は理由を明確にすることが必要です。
食事をしながら相談を聞く、距離を縮める、次の来店に繋げるなどの営業目的があれば問題ありません。

タクシー代・電車代
営業のための移動は、すべて交通費として経費計上できます。
同伴先までの移動、アフターで利用したタクシー、お客様との移動で使った電車代

【注意点】
終電後の「帰りのタクシー」は業務との関連を説明できるかが重要です。
通勤のみの場合、100%経費は場合によっては難しく一般的には一部のみが経費にできます。

スマホ代・Wi-Fi・通信費
ホストは主にSNS・LINEでの連絡で営業を行うため、経費計上可能です。
プライベート端末利用な場合、スマホ代:70〜90% Wi-Fi:50〜70%程の比率で経費にすることができます。
LINE営業で◯◯%使用しているなど、使い方の比率を自分なりに決めておくと説明がしやすいです。

仕事用の小物
名刺、名刺入れ、香水、歯のホワイトニング用品などの外見・体調・SNS発信など、仕事に関係するものは幅広く経費にすることができます。
経費にできるか迷った時の判断基準

「その支出が売上につながるか?」をまず考えましょう。
・お客様との関係維持に必要??
・外見を整えるために必要??
・売上を作る活動の一部と言える??
この3つのどれかに当てはまれば、経費として認められるケースがほとんどです。
確定申告の際に、税務署に質問される可能性もあるため、なぜ必要だったかを説明できるようにしておきましょう。
領収書の集め方と管理方法

① レシート、領収書をもらう癖をつける
飲食店・美容院・タクシーなどどの場面でも必ずレシートまたは領収書をもらいましょう。

② 領収書の書き方(飲食店での例)
宛名:上様
但し書き:飲食代
レシートがあれば領収書にこだわらなくても問題ありません。

③ 「誰と」使ったのかメモする
確定申告の際に税務署に説明できるように、簡単なメモをレシートや領収書の裏に書いておくとわかりやすいです。

④月ごとに封筒で仕分ける
管理が苦手なホストでも続けられる方法です。
アプリで管理する場合も、レシートや領収書は必ず保管しておきましょう

※領収書が出ない店の対応
バーや小規模なスナック、屋台などは領収書がない場合があります。
その際は「出金伝票」に必要事項を書いて代用すれば大丈夫です。

税務署に否認されやすい経費

プライベートの買い物
家族、友人との食事やプライベート旅行、趣味のブランド品など営業との関連がないと判断された場合は否認されてしまいます。

高額すぎて説明できない買い物
高級ブランドバッグ、50万円超えの時計などは仕事に必要な理由が説明できるかがポイントです。

領収書の改ざん・もらいすぎ
数字を書き換える、他人から領収書をもらうなどは絶対にやめましょう。
まとめ

ホストにとって、経費管理は売上を上げるのと同じレベルで重要なスキルです。
スーツや美容代、同伴・アフターの飲食費などはほとんど経費にできます。
必ずレシートや領収書を保管しておきましょう。
今日から「レシートを必ずもらう」「メモを残す」だけで、1年後の手取りが大きく変わります。
経費を理解する=賢く稼ぐホストへの第一歩です。
ぜひ、この記事を参考に自分の働き方に取り入れてみてください。