大阪ミナミのホストクラブ「GOAT」で活躍する、黒羽 四葉さん。
ホストを始めた当初は、三重から大阪へ通いながらの勤務。
昼は現場仕事、夜はホストという生活を、1年以上続けていたという。
ホストという仕事を選んだきっかけや、アルバイト時代の経験。
そしてレギュラー転向を決めた背景について話を伺いました!
ー始まりは1ミリの興味から。偏見が覆った日
ホストという職業に、特別な思い入れがあったわけではない。
大阪の街を歩いている時に声をかけられ、「とりあえず1回、体験に行ってみよう」
……そんな、ごく軽い気持ちから始まったと言います。
「正直、ホストに対しては偏見だらけでした。」
「ニュースで流れるような、ちょっと怖いイメージしかなかったので(笑)」
期待よりも不安が勝っていたという入店前。
いざ一歩足を踏み入れると、そこには想像もしなかった光景が広がっていたと振り返ります。
「実際に入ってみたら、全然違ったんです。」
「女の子たちも楽しそうにしてるし、全然悪い面は見えなかったですね!」
体験入店で肌に感じたポジティブな空気感こそが、ホストとしてのキャリアを歩む決定打となったのです。
―気合と根性で乗り切った1年3カ月「昼の現場と夜のホスト」
ホストを始めた当時、四葉さんが済んでいたのは三重県。
そこから大阪へ通う日々だったと振り返ります。
どちらかひとつのみならず、現場仕事とホストの二刀流-----。
「昼は現場で働いて、夜はこっち(ホスト)に来て、始発で帰る。そんな感じでした」
この大変な生活を苦に感じることなく、1年3カ月も続けたと懐かしみます。
「こっち(ホスト)に関してはなかったです」
「(現場に行きながらの生活は)楽しかったですね」
この強靭なメンタルとカラダは、高校まで続けていたサッカーと現場仕事で培ったもの。
それこそが今の彼の折れない芯を作ったのだと言います。
「10歳から18歳までサッカーしてて、高校も強豪校でメンタル鍛えられたんで」
「毎日2,3時間睡眠で来てたんで、体力もそうやし、多少メンタルなかったらできない!」
―週1回の出勤でも「居場所」があった
三重からの通いということもあり、当初は週に1〜2回のアルバイト入店。
出勤が少なくても、店での居場所がしっかりあったと言います。
「上の人たちがずっと仲良くしてくれて」
「仕事終わりにはご飯にもよく連れてってもらいました」
立場に関係なく、一人の人間として向き合ってくれる――。
その心地よい距離感こそが、彼がホストを続ける大きな理由となったのです。
出勤日数や立場に関係なく、人として向き合ってもらえたことが「ホストを続ける」理由の1つでした。
また、環境としての「チャンスの多さ」も魅力だったと振り返ります。
「路面店で初回の数が多いです」
「トップ4人がいろんな考え方で指導してくれるんで、自分に合った人が見つけやすい」
「未経験がめちゃくちゃやりやすい店やと思います」
チャンスの幅と教育面。
人との温かな繋がりだけでなく、成長できる土壌が揃っていたことが、この店で歩み続ける決定打となったのです。
ー売上の天井を壊すための大きな決断
アルバイトとしてキャリアを重ねる中で、四葉さんの心境には確かな変化が芽生えていったと言います。
三重に拠点を置いたままでは、プロとしてできることに限界がある――。
そう痛感したことが、彼を動かすきっかけとなりました。
「三重に住んでたら、店の外で会ったり、同伴やったりが一切できてなかったんで」
物理的な距離が、そのまま売上の天井になってしまう。
その現実に直面した時、導き出した答えは「大阪への移住」と「レギュラーへの転向」でした。
それは決して、一時の勢いによるものではなかったと振り返ります。
環境を根底から変える必要があった。
四葉さんは「踏み込むこと」を選び取ったのです。
ー「いつでも会える」が弱点になる。レギュラーになって直面した新たな試練
レギュラーとして歩み始めた四葉さん。
しかし、待っていたのは、アルバイト時代には決して見えてこなかった「ホストという仕事の真の難しさ」だったと言います。
物理的な距離があった頃は、会える回数が限られていること自体が価値になっていた。
けれど、拠点を移し、いつでも会える環境になったことで、自分自身の「本当の価値」が問われ始めたと振り返ります。
「今はいつ来ても会える状況になって、価値を見出すのが難しい」
望んでいた環境を手に入れたからこそ突きつけられた、残酷なまでの課題。
しかしそれは、彼がホストという仕事を「本気で追求するフェーズ」へと足を踏み入れた、確かな証でもあったのです。
ー出勤時間外こそが「勝負」。手応えを確信に変えるストイックな姿勢
プロとしての壁に直面した四葉さんが、何よりも意識していること。
それは、女の子と「会っていない時間」をいかに大切に過ごすかだったと言います。
出勤している時間だけが仕事ではない。
その本質に気づいた時、彼の行動は劇的に変化しました。
「僕の場合、電話とかをできるだけしてて」
地道な積み重ねは、着実に結果となって現れ始めました。
電話以外にも試行錯誤を繰り返し、少しずつ、しかし確実に手応えを掴み始めていると語ります。
「リピートも増えてきて、今ちょっと上がってきてます」
また、壁にぶつかった時は一人で抱え込まず、素直に周囲の知恵を借りるのも彼のスタイル。
「ご飯連れていただいた時に、聞くことが結構多いですね」
会っていない時間も仕事として向き合い、先輩のヘルプに入ればその技術を貪欲に吸収する。
その泥臭いまでの誠実さこそが、四葉さんというホストの「進化し続ける理由」となったのです。
ーグループの頂点へ。その先に見据える「全員で勝つ」という野望
今後の展望を尋ねると、迷いのない口調で「上を目指したい」と語ります。
その視線は個人の成功に留まらず、共に働く仲間や店全体の未来をも見据えていました。
「ホストでは、このグループでトップを狙ってます。僕が上がったら、周りも負けてられへんってなると思うんで。(そうやって全体のレベルも上げていきたいですね)」
自分自身が結果を出し続けることで、店全体に熱を伝播させたい――。
三重に戻り飲食店を出すという目標も抱きながら、今はただ、目の前に真っ直ぐ向き合っていると言います。
当初抱いていた偏見は仕事への情熱と変わり、踏み出した一歩は進化を遂げました。
走り抜けた三重と大阪の往復、自分自身の価値を問い続けた日々――。
立ち止まり、考え、悩みながら積み重ねてきたその時間は、決して無駄ではなかったと言います。
誠実に積み上げた経験のすべてが、四葉さんという一人のホストを突き動かす原動力になっている。
その静かに燃える情熱の先に、グループの頂点という新たな挑戦が、鮮やかに繋がっていくのです。
所在地:大阪市中央区宗右衛門町5-7 玉屋町ムーンビル1F
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