【CANDYS FILM】 店を率いるセイヤが語る、成功談ではなく“覚悟の話”

【CANDYS FILM】 店を率いるセイヤが語る、成功談ではなく“覚悟の話”
夢を見て上京したわけじゃない。
ただ、「このまま終わりたくなかった」だけだ。
工場勤務から夜の世界へ。
売掛で転落し、ゼロからやり直した過去。
それでも彼は、逃げなかった。
いま歌舞伎町で『FILM』を率いるセイヤが語るのは、成功談ではなく“覚悟の話”。
主役から、誰かを輝かせる側へ。
その選択の裏側にある、本当の強さとは。
ー「頑張った分だけ、上に行ける世界へ」

22歳になる年。まだ21歳だったセイヤは、地元の工場勤務を辞め、夜行バスで東京『歌舞伎町』へ向かった。

「ホストをするつもりで来ました。カバンひとつで」

高卒で就職した工場。三交代制で働きながらも、心に引っかかっていたのは“固定された未来”だった。

「頑張っても給料は同じ。それがもったいないと思ったんです。若いのに、まだまだやれるのにって」

だから、若さを賭けられる場所、努力がダイレクトに結果へ反映される世界。
人と深く関わり、将来自分の店を持つ夢にも近づける場所。

辿り着いたのがホストだった。

「女の子だけじゃなく、男も含めて出会う人の数が圧倒的に違う。人を学ぶならここしかないと思った」

歌舞伎町で12年間、場所を変えずに走り続けてきた。
ー過去と現在、歌舞伎町の変化

「一番変わったのは売り方。やっぱりSNS」

かつては、目の前の接客力がすべてだった。
しかし、今は『ビジュアル』『発信力』が“入り口”になり目に留まりやすい時代。

「もちろん中身がなきゃ続かない。でも、外に向けた発信は確実に重要になった」

だが、一方で、少し寂しさもあるという。

「昔はもっとアウトローな空気。ちょっと毒っぽい部分、危うさも含めてのギリギリ感もこの街の魅力だったと思う」

健全化は歓迎すべき。それでも、尖った匂いが薄れていくことに、少しだけ本音がのぞく。

ー売掛で全てを失った夜

順風満帆に見える道のりにも、大きな挫折があった。

「売掛を飛ばされて、お金が一気になくなったときは本当に辛かった」

でも、そこで彼は逃げなかった。
プライドを捨て、ゼロからやり直した。

「数字を追うのをやめて、目の前のお客様を大事にしようって。原点に戻りました」

その経験があるからこそ、現在の『FILM』では売掛を行わない。高額の場合も前金制。
無理をさせない。無茶をさせない。

「従業員に同じ思いをさせたくないんで」

“守れる経営”を選んでいる。
痛みは、哲学になる。
ープレイヤー脳から、オーナー脳へ

現在は『FILM』を率いる立場。プレイヤー時代との最大の違いは“視点”だ。

「プレイヤーだと“なんでできないの?”って思っちゃう。でもオーナーは違う。みんな完璧じゃない前提で考えないといけない」
「主役は俺か女の子、って思ってた。でも今は違う。尊重しながらも、必要なら厳しく言う。そのスイッチが一番大変」

ギラつく個から、支える組織へ。視点が変われば、言葉も変わる。

ー今、彼が一番嬉しい瞬間は――

「従業員が売上を上げたとき。自分が売るより嬉しい」

自分ひとりの結果ではない。
育てた人間が評価される喜び。それが、いまのセイヤを動かしている。
ーセイヤ自らの“講習”

『FILM』最大の強みは教育だ。

「月2回、俺が講習します。0から100まで全部言語化してある」

心理、行動原理、モチベーションの作り方。
単なるテクニックではない、“なぜそうするのか”まで落とし込む。

「“マメにしろ”なんて誰でも言える。なんでマメにした方がいいのかまで説明する」

成果は、数字以上に“再現性”で証明されている。

「ホストに正解を教えるのは難しい。でも、俺は正解を教えています」

そして何より――

「“はい教えました”じゃない。一緒に上がっていく」

ー強みと弱み

「アベレージが高く。全員ちゃんとしてる」
これは偶然じゃない。育成力がある『FILM』だからと語る。

だが弱みもある。2番手級が揃いバランスが取れている為、

「分かりやすいスターがいない」

だがそれは、全員が主役になれる余白でもある。
その美しさと物足りなさを、彼は冷静に見ていた。
ーこれからホストを目指す人へ

夢を抱くのもいいが、
「まずやってみてほしい」と語る。

だがそれ以上に――

「“楽しもう”って気持ちで来てほしい。嫌なことも怒られることも全部、成長だと思えるやつは、この仕事向いてる」
覚悟よりも、前向きな姿勢。
甘い世界じゃない。でも、熱くなれる世界だ。

ー野望はただひとつ

やることは“格上げ”

「歌舞伎町でFILMって言えば分かるよね、って店にしたい」

そう言われる存在へ。
自分が有名になる必要はない。店が、有名になればいい。
従業員がスターになればいい。
ー次に輝くのは、この記事を読んでいるあなたかもしれない。

夜行バスで来た青年は今、
“人を輝かせる側”に立ち、誰かの夢の“土台”になっている。
あの日の覚悟は、まだ消えていない。

むしろ、いまの方が、静かに熱く。
その目は、12年前と変わらず、真っ直ぐだった。

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