「素の自分で売れたい」。そう話すのは、P'CE UMEDAの神城 海斗さん。
大学に通いながらホストとして働き、指導者側の立場に立つ彼は、ただ明るいだけのプレイヤーではない。
名前に込めた想い、ホストを選んだ理由、梅田という場所で感じる可能性、そしてこれからの夢。
今回は、神城 海斗さんの“中身で勝負するホスト人生”に迫った。
ー本名で勝負する理由。“素の自分”で売れたかった
神城 海斗さんの「海斗」は本名だという。
ホスト名としてあえて本名を使っている理由は、とてもシンプルだった。
「素で売れたいんです」
ホストという仕事は、もう一人の自分を作ったり、普段とは違う姿を見せたりすることも多い。
でも海斗さんは、作った自分ではなく、自分自身の人間性で認められたいと思っていた。
“神城”という名字にも、ちゃんと意味がある。
実家は100年以上続く古い家。いつか家族を、もっと良い家や高級なマンションに住ませられるくらい売れたい。
そんな想いを込めて「神が住む城」のような名前にしたという。
SNSでは明るく面白い印象もあるが、話してみるととても落ち着いていて、言葉を一つひとつ選ぶ人。
そのギャップも、海斗さんらしい魅力なのかもしれない。
ー現役大学生→ホスト。経営者を目指して動き続けた日々
海斗さんは京都出身。
現在も大学生で、休学を重ねながらさまざまな活動をしてきた。
高校生の頃から経営者になりたいという夢があり、大学でも経営を学べる道を選んだ。
ただ、普通に大学生活を送って就職するだけでは、自分の夢に近づけないと感じたという。
そこで、学生団体を立ち上げ、経営者に会いに行ったり、会社訪問をしたり、インタビューをしたり。
さらにファッションショーの主催や、営業代行の仕事も経験してきた。
大学生でありながら、かなり早い段階から社会に出て、自分の力を試していた海斗さん。
ホストという仕事に出会ったのも、その流れの中だった。
きっかけはInstagramのDM。いくつかの店舗を見たうえで、P'CE GROUPを選んだ。
決め手の一つは「安心感」。
そして、人を喜ばせることが好きだった海斗さんにとって、ホストは“自分自身を商品にできる仕事”でもあった。
ー誰にも真似できない同伴を。売れるために考え続けた新人時代
ホストを始める時、海斗さんはただ勢いだけで飛び込んだわけではない。
新人の頃から、自分がどこで勝てるのかをずっと考えていた。
他のホストと同じことをしても埋もれてしまう。
だからこそ、自分にしかできないことを探した。
たとえば、朝から漁港に行って釣りをする。
急に車でバーベキューへ行く。
普通の同伴ではなく、相手の記憶に残る時間を作る。
「誰にも真似できないことをする」
その発想は、ただ面白いことをしたいからではない。
相手にとって特別な思い出を作ることが、自分の価値になるとわかっていたからだ。
TikTokでは明るく面白いキャラも見せているが、それも一つの魅せ方。
普段はしっかり考え、相手と向き合うタイプだという。
派手さだけではなく、考える力で勝負する。
それが神城 海斗さんの強さだ。
ーホストは見た目も中身も変わる仕事
ホストをやってよかったことを聞くと、海斗さんは「見た目も中身も変わるところ」と話してくれた。
もともとファッションショーを主催していた時から、見た目が変わることで人は自信を持てると感じていた。
でもホストになってから、それは見た目だけでは終わらないと気づいたという。
髪型、服装、メイク。
外見を磨くことで自信がつく。
そして、お客様に応援されることで、さらに自分を信じられるようになる。
ただ、売れ続けるためには見た目だけでは足りない。
人としての器、話す内容、相手への向き合い方。
そういう中身の部分も広げていく必要がある。
海斗さん自身も、メイクや見た目への意識は変わった。
でも「一番イケメンだから一番売れるわけではない」と考えている。
大切なのは、知名度、ブランディング、そして人間性。
見た目だけではなく、中身で選ばれるホストになること。
そこに海斗さんのこだわりがある。
ー失敗から学んだ、相手目線で考えること
もちろん、ここまで順調なことばかりではなかった。
お客様との関わり方で失敗したこともある。
自分の焦りやプレッシャーをうまく整理できず、相手の状況を考えずに伝えてしまったこともあった。
その結果、相手にとって重荷になってしまい、関係が切れてしまったこともあるという。
でも海斗さんは、そこで終わらせなかった。
去っていく時のお客様の言葉や、「もっとこうしてほしかった」という声から学んできた。
一度、自分の気持ちを整理する。
そして相手の目線に立って考える。
それを続けるしかないと気づいた。
従業員に対しても同じだ。
明るくすぐ馴染める子だけではなく、年齢が少し上だったり、静かなタイプだったり、まだ誰にも見つかっていないような子に目を向けるのが好きだという。
ただ、近くで支えすぎて甘やかしてしまったこともあった。
その経験から、人を育てる難しさも学んだ。
優しさだけでもダメ。
厳しさだけでもダメ。
相手のためにどう関わるかを考え続けているところに、今の海斗さんらしさがある。
ー梅田には、まだ広がる可能性がある
神城 海斗さんが働くP'CE UMEDAは、ミナミから少し離れた梅田にある。
梅田はホストクラブの数がミナミほど多くなく、ホストに慣れていない新規のお客様も来やすい。
そこに海斗さんは大きな可能性を感じている。
ミナミはすでに大きな市場ができあがっている。
けれど梅田は、これからもっと広がる余地がある。
実力のあるホストが増えれば、梅田というエリア自体がもっと大きなマーケットになるかもしれない。
商店街の中にあるという立地も珍しく、看板を見て来店する人もいるという。
ホストクラブに行ったことがない人と出会えるチャンスがあるのは、梅田ならではの強みだ。
また、P'CE GROUPについては「教育力」が魅力だと語る。
未経験から売れる人が生まれやすく、税金や将来のことまで教えてくれる環境がある。
ただ売らせるだけではなく、プレイヤーの人生まで考えてくれるところが強いと感じている。
大学生、経営志望、ファッションショー主催、営業代行、そしてホスト。
神城 海斗さんの歩みは、少し遠回りにも見える。
でもそのすべてが、今の彼の言葉の深さにつながっている。
作ったキャラではなく、素の自分で勝負する。相手を喜ばせるために考え続ける。
失敗しても、自分の中に学びを残す。
神城 海斗さんは、ただ面白いホストではない。
自分の人生を使って、人に価値を届けようとしているホストだ。
所在地:大阪府大阪市北区堂山町10-3 東通りビルディング 3F
営業時間:20時00分 ~ 25時00分
問い合わせ先:06-6450-5155