ー支えてくれた先輩たち。今でも忘れられない優しさ
歌舞伎町に来た当初、決して余裕があったわけではない。
横浜の友人宅から始発で通勤し、終電を逃せば朝まで時間を潰す日々。
それでも続けられた理由がある。
それは、辛い時に支えてくれた先輩たちだった。
「ご飯に連れて行ってもらったり、お昼を奢ってもらったりしました。」
現在の活躍からは想像できないが、上京直後は本当に何もなかったという。
それでも持ち前のコミュニケーション力を武器に、多くのお客様との信頼関係を築き、
驚くべきことに、彼はホスト初月から高い売り上げを出した。
いわゆる“下積み”を経験していないタイプだ。
しかし本人は、その理由を決して才能や特別なものだとは考えていない。
「優しい先輩、応援してくれている人がいるからです」と語った。
ー教わったのは“売り方”ではなく“人としての在り方
ホストの教育というと、営業テクニックや売上の作り方を想像する人も多いだろう。
しかしTRUMPで教わったことは少し違った。
「礼儀やマナー、お金の使い方ですね」
そして何より印象的だったのが、感謝を忘れないこと。
「女の子がお金を使ってくれることは当たり前じゃないので。どうやったらお金を使いたいと思われる人間になれるかを教わりました」
売上ではなく人間性。人として誠実でいること。
この考え方は今でも彼の接客の軸になっている。その積み重ねが今につながっているのだろう。