【REGOLITH -本店-】姫海棠 翠 宮城から大阪へ、ホストになって見えた“理想の自分”という存在

【REGOLITH -本店-】姫海棠 翠 宮城から大阪へ、ホストになって見えた“理想の自分”という存在
REGOLITH -本店-で活躍する翠さんは、宮城県出身の23歳。

穏やかで品のある雰囲気をまといながら、
言葉を選び、筋道立てて自分の考えを語る姿が印象的な人物だ。

ホスト歴は約3年。宮城でホストとしての一歩を踏み出し、
大阪に来てからはアパレル業界でのデザインの仕事も経験した。

宮城とミナミ、ふたつの街のホスト業界を知る翠さんが語ったのは、
仕事としてのホスト、尊敬する先輩の存在、そして“理想の自分”を追いかけることだった。
ー高校時代の出会いから、宮城で始まったホスト人生

翠さんがホストという世界に触れたのは、高校生の頃だった。
宮城にいた当時、ホストクラブの関係者と出会い、卒業後に改めて連絡を取ることになったという。

当時はまだ高校生。
すぐに働くことはできなかったが、卒業後に連絡するよう言われ、その言葉を覚えていた。

「卒業した時にLINEだけパッとして、卒業しましたよっていうLINEをしたんです」

そこからお店の人と話をし、実際に店舗へ足を運ぶことになる。
ホストの世界をはっきり知っていたわけではない。
当時の翠さんにとっては、「キャバクラの逆」くらいのイメージしかなかった。

それでも、一度見てみようと思った。
そして気づけば、翠さんのホスト人生は始まっていた。

「めっちゃ流されました。気づいたら入店してました(笑)」
ー知らない世界だからこそ、自分で判断したかった

ホストに強い憧れがあったわけではない。
それでも一歩を踏み出したのは、
知らないものを自分で確かめたいという考えがあったからだ。

偏見があるかどうか。
向いているかどうか。
続けたいと思えるかどうか。

それは、外から見ているだけではわからない。

「知らないものは挑戦して、知って、ダメだったら別にやめればいいし。いいもんやったら続ければいいと思うしっていう考え方なんで」

親から反対されることもあった。
それでも家との折り合いをつけながら、やるべきことはやる。
始まりは偶然でも、その後をどうするかは自分で決める

翠さんの言葉からは、そんな冷静さがにじんでいた。
ー宮城と大阪、ふたつのホスト業界を知って見えた違い

翠さんが大阪に来たきっかけは、アパレル業界でのデザインの仕事だった。
宮城でホストを経験したあと、大阪に移り、そこでもホストを続けることになる。

宮城と大阪。ふたつの街でホストを経験しているからこそ、
地域による市場の違いも実感として語ることができる

宮城は店舗数も多くなく、ホストに通うお客様自体もある程度固定されていた印象があるという。
新しくお客様を獲得するというより、既にホストクラブに通っている人の中で担当が変わっていく感覚が強かった。

「宮城はそもそも規模もちっちゃいから、新規も何もないというか」
「一定数いるホストクラブに通ってる人とか、使う人とかが担当を変えてっていうイメージの方が強い」

一方で、大阪は市場規模が大きい。
特にミナミはホスト文化そのものが広く知られており、街全体の熱量も違う。

「当たり前に市場規模はデカいんですよね。って考えたら、やりやすさは絶対大阪の方がやりやすいかなとは思いますね」

アパレルの仕事をきっかけに大阪へ移り、ホストとしても新しい環境に身を置いた翠さん。
宮城で始まり、大阪で続けているからこそ、その言葉にはひとつの街だけでは語れないリアルがあった。
ーホストを続け、自然に馴染んだ関西での生活

宮城とは市場規模も雰囲気も違う大阪。
方言の壁について聞くと、翠さんは当時を振り返った。

「みんな語気強いな、怖いなぐらい」

ただ、それも大きな壁ではなかったようだ。
関西のノリにも自然に馴染み、今では大阪での生活にもすっかり順応している。

大阪で過ごすうちに、言葉も少しずつ移っていった
地元に帰った時、ふと出た関西弁に友人から反応されたこともあったという。

「地元宮城に帰ったときに、友達と会って『せやねんな』って言ったら、きもって言われるんです」

環境が変わっても自然に馴染んでいく柔軟さは、
翠さんの落ち着いた雰囲気にもつながっているように感じられた。
ー凛音さんの背中を追い、REGOLITH -本店-へ

大阪に来てから最初の1年ほど、翠さんは別のお店でホストを続けていた。
その店で、翠さんが特にお世話になった先輩がいた。
それが、現在REGOLITH -本店-の支配人である凛音さんだった。

一緒に働く時間の中で尊敬の気持ちは大きくなり、
いつしかその背中を追いたいと思うようになっていった。

「その人についていく以外の選択肢はなかったんで」

凛音さんは、翠さんとはまったく違うタイプだという。
翠さんが考え込みやすいタイプだとすれば、凛音さんは楽観的。
ただし、仕事はしっかりできる人だ。

「ホストやってるんだから売り上げあげて、給料もらわないともったいないよね」
「楽な仕事じゃないからこそ、今やってるホストを楽しんだ方がいいと思うし、でも楽しみつつ給料もちゃんともらえたらいいよね。っていうことをよく言ってる人ですね」

楽観的でありながら、仕事で背中を見せてくれる。
その姿が、翠さんにとって大きな存在になっている。
ーホストになって見えた、理想の自分という存在

翠さんに、ホストになってよかったことを聞くと、「自分の確立」という言葉が返ってきた。

美意識、話し方、見られ方。
ホストという仕事を通して、翠さんは自分自身を新しく捉えるようになったという。

「自分っていう人間を確立できたなっていう。自分っていう人間を、新たに捉えることができたっていうのはあります」

翠さんにとって、源氏名である「翠」はただの名前ではない。
自分の中にある理想の姿。
そこに近づこうとすることで、日々の意味が変わっていった。

「自分の理想、自分の中の理想が翠なんです。理想の姿を演じてる状態が翠なんで」

本来の自分は、精神的に沈みやすい。
学生の頃から考え込むことが多く、消えたいと思った時期もあったという。

しかし今は、理想の自分を求めることが生きるモチベーションになっている。

「理想の自分を求めることが、自分の生きがいになってきているのかな、今は」

もちろん、ホストは仕事だ。結果を求められる厳しさもある。
それでも翠さんは、仕事として数字と向き合う過程が、新しい自分や自己成長につながっていると考えている。
翠さんにとってホストとは、ただ華やかな世界に立つ仕事ではない。
数字を求められる厳しさがあり、人との関わりの中で傷つくこともある。
それでも、理想の自分を追いかけながら、少しずつ自分自身を形づくっていける場所でもある。
宮城で偶然声をかけられた日から始まったホスト人生は、
大阪、そしてREGOLITH -本店-へとつながった。
尊敬する人の背中を追いながら、翠さんはこれからも、自分の中にある理想へ近づき続けていく。

REGOLITH -本店- 店舗情報
所在地:大阪市中央区東心斎橋2丁目-1-5 ゴールデン第一プラザビル9F
営業時間: 店舗にお問い合わせください。
問い合わせ:06-6121-6191
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姫海棠 翠:Instagram / X