【RAISE】晴矢 SNSで見つけた未来を追いかけ上京、21歳ホストの現在地

【RAISE】晴矢 SNSで見つけた未来を追いかけ上京、21歳ホストの現在地
SNSで偶然流れてきた一本の動画が、人生の選択を変えた。

岐阜から上京し、まだ何者でもなかった21歳が飛び込んだのは、
夜の街・ホストという世界。

安定でも偶然でもなく、
「ここでやる」と決めて始めた日々。

数字と感情が交差する現場で、人との関わり方に向き合いながら、
少しずつ自分の輪郭を作っていく若者の現在地。
ー上京の理由は“場所”じゃなくて“人”だった

岐阜県出身の晴矢が東京に来たのは、去年の6月。
進学でも就職でもなく、ある人物に惹かれ、
「この店でホストをやりたい」と思ったことがきっかけだった。

ー「ここだな」と思えた理由は、画面越しでも伝わった

SNSで流れてきた動画に映っていたお店の顔「A-E-G」という存在。
話していた言葉に、なぜか引っかかったという。

「考え方がしっかりしてるなって思って。ここだな」と直感で決めた。

数ある選択肢、どこでも始められる中で、
“この人のもとで働きたい”と思えたことが、彼にとっての決め手であり、
自分が納得してスタートしたかったからだ。
ー怖さがあっても、やってみたかった

歌舞伎町という街に対して、不安がなかったわけではない。
ニュースで見る世界、トラブルのイメージ。
地方出身の彼にとって、それは決して遠い話ではなかった。

それでも一歩踏み出したのは、「やってみたい」という気持ちがあったから。
不安を消してから動いたわけではなく、不安を抱えたままでも動いた。
その選択が、今の彼をつくっている。

ー安定よりも、可能性を選んだ

ホストになる前は、ハンバーガーチェーンで社員として働いていた。
高校時代のアルバイトからそのまま就職し、安定した収入もあった。

だが、ホストになってすぐは「むしろ収入は下がった」と話す。
華やかに見える世界の裏側には、結果がすべてというシビアな現実がある。
それでも彼は、その不安定さごと受け止めている。
ーこの仕事は、“人が好き”だけじゃ足りない

「人と関わるのが好き」という気持ちは、この仕事の入り口にはなる。
だが、それだけでは続かない。

どのタイミングでLINEを送るか、どんな言葉なら相手が返しやすいか。
相手の生活リズムを想像しながら、自分の行動を調整していく。
朝に送る時間を決め、返信のタイミングに合わせて起きることもある。

日常の中に仕事が溶け込んでいく感覚。
それは、思っている以上に繊細で、地道な積み重ねだ。

ー初めての“指名”が、すべてを変えた

「初めて指名をもらえたときは、すごく嬉しかったです」と語る。

売上や数字で評価される世界の中で、
それでも彼の記憶に強く残っているのは、“最初のお客様”だった。
いつ来てくれたのか、どんな会話をしたのか。細かいことまで覚えているという。

数字では測れない実感が、この仕事を続ける理由になっている。
ー初めてでも、ちゃんと“居場所”になる店

RAISEは、できてまだ1年ほどの新しい店舗だ。
だからこそ、これから入る人間にとっての“余白”がある。

従業員の熱量が高く、接客や連絡の取り方といった
基本的な部分も丁寧に教えてもらえる環境。
さらに、営業外で食事に行くこともあり、自然と距離が縮まっていく。

年齢層も幅広く、いろんなタイプの人間がいるからこそ、
いろんなお客さんにフィットする。
その柔軟さが、この店の強みだと感じている。


ーライバルであり、支えてくれる存在

店には、同世代の仲間もいれば、経験豊富な先輩もいる。
仲の良さだけでなく、ときには競い合う関係でもある。

特に、接客を教えてくれた先輩の存在は大きい。
食事に連れて行ってもらいながら学ぶことも多く、
仕事の中だけでは見えない部分にも影響を受けている。

ホストというと個人戦のイメージが強いが、
実際には人との関係の中で成長していく側面もある。
ー小さな目標が、現実を動かしていく

将来の大きな夢は、まだはっきりとは決まっていないが、
ひとつだけ具体的な目標がある。

「ロレックスのデイトナが欲しいです」

手が届きそうで届かない、その距離感がちょうどいい。
遠すぎる夢ではなく、現実の延長線上にある憧れ。
その存在が、日々のモチベーションになっている。

ー目標は、“追いかけるもの”ではなく積み上げの先にある

今の晴矢にとっての目標はシンプルだ。「ナンバーワンになること」。
その先に、長くトップを取り続けている存在を超えるという意識がある。

ただ、それは誰かを倒すための勢いだけではない。
日々の接客や連絡、ひとつひとつの積み重ねの延長線上に結果があると考えている。

特別な才能を前提にするのではなく、
「続けることそのものが力になる」という感覚。
それを、今の仕事の中で実感し始めている。

ーそして“不動の1位”がいるということ

店には、ずっとナンバーワンを取り続けているA-E-Gという存在がいる。
簡単には届かない位置にいるからこそ、目標として明確だ。
「打倒A-E-Gさん」と言い切れるのは、その背中を日常的に見ているからでもある。

A-E-Gから言われた言葉の中で、強く残っているものがある。
「ホストは、努力すれば誰でも売れる」

特別なセンスや才能ではなく、どれだけ当たり前のことをやり続けられるか。
連絡のマメさや接客の積み重ね、相手を思う姿勢、そのすべてが結果につながる。

遠い存在でありながら、同時に“現実的な目標”でもある。
その距離感が、今の自分を前に進ませている。


ーまだ“途中”という強さ

ホスト歴10ヶ月。彼はまだ、完成された存在ではない。
うまくいかない日もあれば、自分の未熟さを痛感する瞬間もある。
それでもやめないのは、この仕事の中に「自分が変わっていく手応え」があるからだ。

夜の街で働くという選択は、簡単ではない。
だがその中で、誰かのために時間を使い、
自分を磨き続けることは、決して軽いことではない。

東京に来て10ヶ月。21歳の彼はまだ何者でもない。
けれど、だからこそ、これから何者にでもなれる。
東京に来て10ヶ月。

まだ完璧じゃない。
でも、自分で選んだこの世界で、晴矢は少しずつ前に進んでいる。

誰かに憧れて飛び込んだ歌舞伎町で、今度は自分が“追いかけられる側”になるために。
積み重ねた努力は、きっとこれからの彼を変えていく。

RAISE 店舗情報
所在地:新宿区歌舞伎町2-20-9 三経75ビル 4F
営業時間:19時00分 ~ 24時00分
問い合わせ先:03-6273-9465
店舗:X / Instagram / TikTok
晴矢 : Instagram