ホストの仕事には興味があるけれど、人見知りだから向いていない。と応募をためらっている人は多いはずです。初対面の人と話すのが苦手、沈黙が怖い、そんな不安を抱えている人にとっては、ホストという仕事は自分とは真逆に思えてしまうかもしれません。
ドラマやSNS上でのホストは、明るくてノリが良くて、誰とでもすぐに打ち解けているように見えます。そのイメージから、自分はあんな風にはなれない。と敬遠してしまうのも無理はありません。
しかし、人見知りだからホストができないという認識は誤りです。実際に、現在活躍しているホストの中にも、自分が人見知りだと思っている人は多くいます。
「人見知り=ホストに不向き」と判断してしまうのは、もったいないです。
なぜ「人見知りはホストに向いていない」と思われがちなのか
人見知りの人がホストの仕事を避けてしまう原因として、ホストのイメージが挙げられます。
ホストと聞くと、会話を盛り上げて楽しませる仕事だというイメージを持つ人が多いのです。
会話を楽しませなければいけない、常に面白いことを言い続けなければいけない、沈黙は悪だと思われがちです。そう考えるほど、自分には向いていないと感じてしまいます。
人見知りの人は特に、会話が途切れることに不安を感じやすくなります。つまらないと思われたらどうしよう。気まずくなったらどうしよう。と最悪の展開を想像してしまいがちです。
しかし、この考え方自体が、実際の現場とは少しズレているのです。
実際のホストの仕事は「話す力」より「聞く力」
実際の現場で、ホストに求められるのは「話す力」ではなく「聞く力」です。
常に話し続けることを求められているわけではありません。むしろ、自分の話をするホストよりも、姫様の話を親身に聞けるホストの方が、活躍しているというケースが多いのです。
姫様は、ホストクラブに「非日常」を求めて来店します。仕事の愚痴、誰にも言えない悩みをホストに聞いてほしいと思う姫様は少なくありません。そうした話を遮らず、否定せず、落ち着いて聞いてくれる存在に、安心感を覚える姫様は非常に多いです。
人見知りの人は、自分の話をすることが苦手でも、人の話を最後まで遮らずに聞くことができます。
無理に盛り上げようとしない姿勢が、姫様からは「話しやすい」「安心する」と評価されます。
ホスト=派手なトークと思われがちですが、現実は「聞き役」に徹することができる人が人気を集めています。
人見知りは「弱点」ではなく「タイプの違い」
人間いろいろなタイプがいるように、ホストにもさまざまたタイプの人が存在します。
場を明るくする盛り上げ役もいれば、静かに姫様の話に寄り添う聞き役もいます。
人見知りや話しが苦手であることは、欠点ではなく単なる「タイプ」にすぎません。人見知りの人が失敗しがちなのは、無理に明るいキャラを演じようとすることです。
自分に合わないキャラを作ってしまうと、精神的にも体力的にも消耗しやすく、長続きしません。初めは上手くいったとしても、途中で無理が生じ、ホスト自体を諦めてしまう人が後を絶ちません。
逆に、自分のキャラや性格を正しく認識し、特性を生かした接客をすることで、自然体でいられる分、安定して長く続けやすくなります。
人見知りであることを引け目に思う必要は全くありません。落ち着いて話を聞くことができる、真面目。これらは人見知りの人だからこそ持っている強みです。人見知りを弱点だと捉えてしまうと、弱点を克服しようと必死になり、せっかくの長所に気づかないまま仕事自体が辛くなってしまいます。
明るく場を盛り上げることができる人とは、タイプが違うだけだと考えるようにしましょう。
未経験のうちは人見知りで当たり前
もう一つ心に留めてほしいのは、未経験のうちは誰でも緊張するということです。初めからどんな人とも話を盛り上げることができる人はほんの一握りです。人見知りかどうかに関係なく、最初は会話がぎこちなくなってしまって当たり前です。
自分は人見知りだからダメなんだと決めつけてしまうと、本当は経験が足りないだけなのに、早くに諦めてしまう原因になります。
場数を踏むことで、少しずつ会話の流れが分かってきます。人見知りのまま始めても、必ず少しずつ慣れていきます。初めから上手く話そうとせず、未経験だから緊張して当たり前だと自分に言い聞かせるようにしましょう。
人見知りでもホストになれるのか?
答えはYESです。
必要なのは、無理に自分を変えることではありません。自分の性格を正しく理解し、それを最大限接客に活かすことです。
派手なトークができなくても、聞き役として信頼を勝ち得て売上を上げているホストはたくさんいます。
「向いているかどうか」は実際に始めてみなければ分かりません。
始める前に可能性を閉ざす必要はありません。人見知りであっても自信を持ってホストに応募してみてください。