【アンリミテッド】天羽宮 類 “楽しむこと”に切り替えた瞬間、ホスト人生は動き出した

【アンリミテッド】天羽宮 類 “楽しむこと”に切り替えた瞬間、ホスト人生は動き出した
中学から一人暮らし。生活のために「18歳になったらホストで稼ぐ」と決めていた。
ホスト歴8年目のベテラン 天羽宮 類。今は店舗の中核として動き、上と下の間で現場を支える“実質ナンバー3”の立ち位置にいる。
怖そうに見られがちでも、自分から距離を詰める。相談が集まる理由は、そのギャップにあった。
ー中学生で一人暮らし。

中学の頃から、一人で生きてきた。親元を離れ、働き、生活費を稼ぐ毎日。

「18歳になったらホストをやる」
その理由はシンプルだった。お金が必要だったから。

遠回りも、夢見がちな動機もない。
生きるための選択として、夜の世界を見据えていた。

ー思っていたより、ずっと甘くなかった

ホストになって最初に感じたのは、楽しさよりも現実。

「自分はカッコいいと思ってたけど、先輩たちの会話レベルが全然違った」

ナンパ的なノリは、まったく通用しない。
“選ばれる側”であり続ける厳しさを、嫌というほど思い知らされた。
ー伸びた理由は、才能じゃない

分からないことは先輩に聞くこと

仕事終わり、先輩の元へ足を運ぶ。
相手は選ばない。ナンバーワンにも、ベテランにも。

「分からんのに聞かへんのは違うやろ、って環境やったんで」

その中で、ひとつの言葉が心に残った。

「自分が楽しんでなかったら、相手も楽しくない」

ー“盛り上げよう”をやめた日から、流れが変わった

会話を必死に考えるほど、席は硬くなる。緊張は伝染し、空気は重くなる。
それに気づいてから、意識を変えた。

盛り上げようとするのをやめて、まず自分が楽しむ。

すると不思議と、初回がつき始めた。
売上は、気づいたら伸びていた。

成長は、いつも「後から実感するもの」だった。
ー名前を託された理由を、これから証明する

15年以上ホストを続けてきた先輩。
悩みを見せなくとも、仲間の変化に気づき、気配りを忘れない人。

その先輩に自ら名前を引き継ぎたいと名乗り出たという。

憧れであり、尊敬するその先輩について、
「まだ全然、追いつけてない」という。

だからこそ、前へ進む。

自分が楽しむことで、人を楽しませる。その姿勢を、次は背中で見せていく。
ー今は“相談される側”。

板挟みのポジションでも折れない理由

ホスト歴8年のベテランポジション。

プレイヤーとしても店舗運営の立場としても
上からも下からも話が来る、いちばんしんどいポジションかもしれない。

それでも彼は、引きずらない。

「情報として入ってくるだけ。“そういう人もおるんやな”って切り替えられる」

愚痴の受け皿でいられるのは、冷静さと距離感を知っているからだ。

ー先輩からのフォローがあまりもらえなかった新人時代が、今の教育観をつくった

入店直後の2週間。右も左もわからず立ち尽くしてしまう日々。

「訳わからんとこに片足突っ込んだな、って思いました」

だからこそ、新人には自ら声をかける。放置しない。
教えることは、後輩のためであり、自分の“復習”でもあると知っている。
ー未経験が育つ理由

今の店は、フランクでアットホーム。
怖い人はいない。話しやすい空気がある。

人数が少ない分、誰も見落とされない。

未経験のキャストも、
自ら学び、休みの日でも出勤するほど変わっていく。

「環境って、本当に大事やと思います」

ー代表不在の店で、目指す場所

この店舗には、代表がいない。だからこそ、目標は明確だ。

「任せられる存在になること」

プレイヤーとして売るだけじゃ足りない。
周りの声を聞き、動かし、言葉で伝えられる人間になる。

自己評価は、まだ50点。それでも前を向く理由がある。
天羽宮さんが大事にしているのは、“上手い会話”より先に自分が楽しむこと。
新人の頃に苦労された経験があるから、今は仲間を置いていかない。教えるのは後輩のためであり、自分の復習でもある。
目指すのは、プレイヤーとしてだけじゃなく、周りを動かして「任せられる存在」になること。
仕事も遊びも本気で楽しめる店を作るために、彼は今日も現場の真ん中に立っている。

アンリミテッド 店舗情報】
所在地:大阪府大阪市中央区東心斎橋2-6-13 日宝ナイトビルB1F
営業時間:21時00分 ~ 25時00分
お問い合わせ:080-8510-7992
店舗 : X / Instagram / TikTok
天羽宮 類:X / Instagram/ TikTok